こんばんは、朱雀です。
6月に入り、今年も折り返し地点に差し掛かりました。皆さま、いかがお過ごしでしょう?
私の方の近況としましては、メインのデスクトップパソコンが突然死でお亡くなりになり、現在はHP(ヒューレット・パッカード)のノートパソコンがメインとなっています。
メインのノートパソコンも3年前に市場に出た第4世代のCore i5ですので、多少古くなっておりますが、まだまだ現役で使えます。
問題は、サブに使っているレッツノートの方です。
スペックは以下の通りです。
・名称:
Panasonic Let's note CF-T7DW6DAS(2008年5月発売)
・初期OS:Windows XP (32bit版) ➡
購入時OS:Windows 7 SP1(32bit版) ➡ 現OS:Windows 10 (32bit版)
・CPU:
インテル® Core™2 Duo 1.2 GHz (超低電圧版U7600)
・液晶サイズ:12.1型XGA液晶
・初期メモリー:1GB ➡ 現メモリー:3GB(
PC購入時より実装済)
・初期ストレージ:HDD 120GB ➡ 現ストレージ:SSD 128GB

※画像の使いまわしですみません。
・備考:ソフマップのワゴンセールにて2年前に1万円で購入した中古PCです。
Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)プログラムによる再生PCで、OSとメモリーがグレードアップされており、中古のレッツノートにありがちな傷や凹み、ゴム類の欠損もない美麗なノートで、まさに運命を感じさせる出会いでした。
しかも、年末商戦突入のため、外付けDVDドライブもオマケで付いてきました。
※画像クリックで拡大します。
もう諦めろという声も聞こえそうなくらいに、
CPUの性能の低さが際立っています。
2Dの
ブラウザゲームですら、重くてまともに遊べません。
そんな低スペックマシンでも、重い動画ファイルをどうにか再生出来ないものかと、少し足掻いてみました。
◆ご注意! すでに「Media Player Classic+ffdshow」(K-Lite Codec Pack含む)をお使いの人は、
コーデックが競合しますので、アンインストールしなければなりません。
現在の再生環境を維持したい人や、カクカクせずに見れている人には非推奨です。
●国産メディアプレーヤーQonoha(このは) http://hp.vector.co.jp/authors/VA032094/Qonoha.html インストールは不要です。ダウンロードした圧縮ファイルを展開しますと、そのまま実行ファイルを開くだけで使えます。
しかし、
このままではmp4ファイルやFLVファイルを再生できません。
●LAV Filters https://github.com/Nevcairiel/LAVFilters/releases※英語版な上に設定の仕方が分かりにくいので、インストール版(9.78MBの方)を推奨します。
●参考サイト様
PCあれこれ探索 高機能なのにシンプル過ぎるメディアプレイヤー 『Qonoha』 動作軽快な国産プレイヤー
http://pc.mogeringo.com/archives/48790 Qonohaの知名度がまだまだ低いせいか、参考になるサイト様が少なくて困りました……。
上級者向けとなっていますが、
設定で触る部分は2か所だけです。
■LAV VIDEO Configrationの設定▶「Hardware decoder use」を「DXVA2(native)」に設定します。
※画像クリックで拡大します。
■Qonohaの設定▶「ビデオレンダラー」を「EVR」に設定します。
Windows vista以降のOSであれば、EVRが使えます。
※注意事項としまして、
上記「DXVA2(native)」」の場合は必ず「EVR」にしなければなりません。
※画像クリックで拡大します。
今までCPU使用率が100%で息切れしていたノートPCでしたが、上記の「DXVA2(native)+EVR」の設定にする事で、
CPU使用率を30~40%程度に下げることが出来ました。
これまでカクカクして音飛びも酷かった状態が嘘のようで、滑らかな再生に思わず「おおっ!」と声をだして喜んだほどです。
ニコニコ動画やYouTubeのような
ネット経由の再生では、他にも遅くなる要因※がありますので効力を発揮しませんが、ファイル化された動画の再生に大きな効果を期待できます。
※回線速度やFlash playerに処理速度が依存するためです。
軽いと定評のある「Media Player Classic+ffdshow」の組み合わせも、バージョンが上がるにつれて年々重くなっている気がします。
希少ともいえる国産メディアプレーヤーということもあって、私は今後も「Qonoha」を使っていきます。
最後に、Core™2 Duo 1.2 GHzのマシンが、どれくらいスムーズに動画ファイルを再生できるのかを検証しております。撮影はスマホを使っています。
音は出ますが検証用ですので、鑑賞には向かない仕様になっております。予めご了承ください。
うなってる音はノートPCのファン音です。低電圧のCPUですが発熱量が非常に多く、ファンレスが売りの2008年当時のレッツノートでは珍しく、ファンが付いています。
(C)BNP/BANDAI,DENTSU,TV TOKYO
捕捉になっていない捕捉ですが、この動画ファイルはフレーム補完(所謂ぬるぬる)されたHD用の、そこそこ重いファイルです。時々カクッとなるのはそのせいです。
音飛びは一切ありません。これだけでもQonohaを使って本当に良かったと思います。
もちろん、H.264のmp4ファイルなども余裕で再生してくれます。
●困ったときの対処法(手抜き版)
Q:DXVA2が使えない。(dxva2.dllがsystem32フォルダにない)
A:DirectX エンドユーザー ランタイムをインストールして下さい。
Q:EVRが使えない。
A:Windows XPの場合は別途「evr.dll」が必要です。「.NET Framework3.0」以降をインストールして下さい。
※Windows vista以降のOSには、最初から「evr.dll」がsystem32フォルダにありますので、問題なく使えます。
Q:NVIDIA CUVIDって何?
A:グラフィックボードのメーカーが「NVIDIA」社製の場合に使用できる動画再生支援機能です。
Q:Intel QUick SYncって何?
A:第2世代のインテル Core iシリーズ Sandy Bridge(2000番台)のCPU以降に搭載されている動画再生支援機能です。
2011年以降に購入されたインテル製CPU(Core i3、 Core i5、 Core i7)の新品パソコンであれば大丈夫です。
(AMD社製のCPUではIntel QUick SYncが使えません。DXVA2を使いましょう)
Q:DXVA2(copy-back)って、DXVA2(native)と何が違うの?
A:詳細は省きますが、DXVA2(native)はEVR専用とお考え下さい。
DXVA2(copy-back)は、VMR9やVMR7など、EVR以外のレンダラーを使う場合に設定します。
※VMR9の使用は、負荷が最も大きいのでお勧めしません。
Q:最初は速いけど、だんだん遅くなるよ。
A:CPUファンに埃が積もっていたり、放熱処理が悪くて徐々に処理速度が低下していると思われます。
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