こんばんは、朱雀です。
まだ見終わっていないアニメがありますが、暫定的に秋季アニメのランキングを行ってみようと思います。
異論は多々あるかと思いますが、
あくまでも主観による感想とランキングですので、なにとぞご了承ください。
なお
暫定記事ですので、日を追うごとに加筆・修正が加わり、記事の内容が変わっていきます。●2014年秋季アニメランキング(夏季2クール後半含)
※掲載
動画は全画面表示推奨です。
1位:神撃のバハムート GENESIS 最初から海外輸出を目的に
多額の予算が組まれていたため、作画の動きと緻密性、安定度は他の作品に比べてダントツのクオリティでした。
やはりお金の掛かったアニメは、下請けも上手い所に出せますし、スタッフ全員のモチベーションアップにも繋がることを裏付けていますね。
2位:ソードアート・オンラインII(2クール後半) マザーズ・ロザリオ編の感想になります。1位でも良かったのですが、迷った末の2位です。
久しぶりにアスナの活躍(無双)が見れたので、実に爽快でした。
ALOでは囚われの身でしたし、GGOでは出番が少なかった事もあり、待ちに待ったという感じでした。
最後にユウキが死亡してしまう事は、
原作ファンによるネタバレによって早期に分かっておりました……。
それでもなお、毎週見るのが楽しみだったという点で、今季ナンバー2にふさわしいアニメであると思います。
※ネタバレ注意3位:甘城ブリリアントパーク ストーリーは潰れかけたテーマパークを主人公が苦労の末立て直すといった平凡な話ですが、
作中に登場するキャラクターの魅力だけで他作品の追従を許さず、ランキング上位を獲得しました。
千斗いすずの絶対領域は、人の道を外しそうなくらいにヤバい(エロい)ですね。
ラティファ様は天使です。最近見たアニメの中では五指に入る可愛さです。
キャラクター以外にも映像としての見せ方やギャグのツボも良く押さえられており、まさに「フルメタルパニック? ふもっふ」を手がけた
京アニだからこそ作ることが出来た作品だと断言できます。
余談ですが、よく「第13話は蛇足」という言葉を耳にしますが、私はそうは思いません。
作品そのものは12話で完結しており、
13話はファンサービス回として、出番の少なかったサブキャラたちに焦点を絞った内容になっています。
4位:魔弾の王と戦姫 設定は非常に魅力的で、二次創作の題材としても創作意欲をかきたてられる良作だと思います。
ただ、スケジュール面で問題を抱えていたのか、作品本編のクオリティがあまり高くなかったのが残念です。
戦闘シーンも随所でスケールダウン(手抜き?)が見られ、作画が時々乱れるシーンがありました。
ディスク化で作画は改善されますので、ブルーレイに期待します。
個人的には、『羅轟の月姫(バルディッシュ)』の異名を持つオルガ=タムちゃんに早く会いたいので2期希望します。
5位:結城友奈は勇者である 2期前提で制作されていたのか、最終話にて
『結城友奈の章 -完-』という形で終わっています。
最終話の劇中にて、犬吠埼 風と三好 夏凜の二人が意味深な発言をしており、どうやら勇者システムを使った戦いは、次の世代(勇者部の後輩たち)にも継続されていくようです。
ただし
満開によって身体機能の一部を失う代償は、支払わなくとも良くなったとのこと。
10年後なのか20年後なのかは分かりませんが、友奈の娘が新たな主人公となる可能性も十分に考えられます。
問題は2期が作られるかどうかですが……。
作中では東郷さんがお気に入りです。
※ネタバレ注意6位:Fate/stay night [Unlimited Blade Works](分割2クール前半) 最初から分割2クールにて制作が予定されている作品です。
1クール目は戦闘シーンも少なく、盛り上がりという点では今ひとつでしたが、毎週見るのが楽しみな作品の一つでした。
上手く言えませんが……
ストーリーの動かないような場合でも、不思議とワクワクとした高揚感や期待感を維持して見る事が出来ました。
さらっと書き流しておりますが、
これは本当に凄いことなのです。
個人的に「桜成分」が不足していると感じましたので摂取したいと思います。
桜が一番かわいいと思うのは私だけでしょうか。
桜ルートの早期アニメ化を希望します。
桜といえばライダーもセットで!(旧ディーン版)
7位:グリザイアの果実 期待しすぎたせいか、少々辛口の感想になります。ご不快に思われたら申し訳ありません。
ゲームにしろノベルにしろ、アニメ化すると陳腐化は避けられないというのが最近の持論です。
この作品も例外ではなく、「あぁ、やはりエロゲなんだな……」と、あらためて思いました。
主人公は『中二バイブル(黒歴史ノート)』に書かれたような設定ですし、一応「日本」の設定なのに拳銃と手榴弾がネット通販で入手でき、女の子が簡単に爆弾を作れたり、その他グロとお涙頂戴のストーリーを盛り込んでおけば、(ゲームシナリオ的には)大丈夫だろう的な作りに閉口したのも事実です。
しかし、そこまで辛辣な感想を抱きつつも7位の位置づけとなったのは、前述した
『エロゲの域を出ていない』事が、逆に『エロゲではよくあること』だと納得して見れたからです。
言葉にしますと理屈っぽいですが、
何だかんだと言いつつも楽しんで見ていた……ということです。
はたして、アニメはゲームを超えられるか!? 永遠の課題ですね。
※ネタバレあります 曲名:漆黒の太阳に灼かれて アーティテスト:Asriel(アズリエル)
余談ですが、9話で雄二は入巣薪奈の母親を怒りにまかせて撃ちましたが、
彼女は存命のようです。
雄二は人を殺せないという設定ですので、急所はきちんと外して撃っています。
その後、劇中における二人の会話にて――
JB「チェシャ猫と飼い主には紐をつけてあるわ」
雄二「季節のご挨拶でも添えて、俺の名前でエアメールでも送っておいてくれ」
と話しています。
ここでいうチェシャ猫と飼い主とは、薪菜の妹と薪菜の母親のことです。
車両の爆破事件で重体の妹は、臓器移植のために母親ともども海外に渡り、監視付きの生活を送っているようです。
オープニングで薪奈がジョーカーのカードとして描かれているのは、入巣家に対する「切り札」という意味なのでしょう。
ふと、
薪菜のような娘が欲しいと思う今日この頃……。
8位:棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 今季のアニメで一番感想に悩む作品ですね。
チャイカの可愛さだけが目立ち、ストーリー的な面白さを最後まで見出せませんでした。
できればフレドリカも大暴れして欲しかったです。
彼女の扱い一つで、もっと面白くなる作品です。実に勿体無い……。
要塞クラスのメカを出しても結果的に「かませ犬」であったり、人間ドラマに固執したおかげで物語が小さく纏まってしまい、ラストの決着もあっけなかったのが残念です。
(あくまでもアニメ版のみの感想です)
9位:トリニティセブン 今作も含め、「七つの大罪」を題材とした作品が年々増えております。
そろそろ魔王ネタにも飽きてきたのですが……女の子キャラが可愛いので、最後まで見てしまいました。
キャラ設定やバトルにしても特に目新しい要素も無く、物語もハーレム物の中では無難な作りだと思いました。
今季アニメの中間的な位置付けとして、他作品の面白さを計る基準となる存在だと思います。
原作は読んでいませんが、
展開次第では2期以降化ける可能性を秘めています。作者さん次第ですが……。
10位:selector spread WIXOSS あきらっきーの為に作られたような2期でした。
どのような決着を見せてくれるのか興味津々でしたが、最後で見事に裏切ってくれました。
このアニメ……
実はオカルト物だったのです。
ルリグカードとは、死者の力で作られた超常現象の類でした……。
オチを考えますと、もう少し下位の順位でも良かったのですが、近年稀に見る挑戦的アニメであった事を評価してこの順位にしました。
11位:愛・天地無用! 5分アニメなのが非常に残念な作品でしたね。
予算の少なさから1クールにも満たない話数を5分アニメというブツ切り加工で体裁(ていさい)を整え、それでも尺が足りず、苦肉の策として間に「振り返り」と呼ばれる総集編を何度も挟みこんだという、まさにアニメーターの生活の為に仕事をさせました的なアニメ。
時期的に見ても
今更感を拭えませんし、原作の梶島正樹氏も「アニメ版・天地の物語はOVAで完結しているので、僕が直接関わることはありません」という事もあって、スタート時点から不安要素の多い作品でした。
(桃太郎にちなんだ物語をと、岡山県から直々のオファーだったとの噂も……)
懐かしさもあってそれなりに面白いとは思いましたが、度々の振り返りに疲れましたのでこの順位です。
次があるようでしたら5分アニメではなく、ぜひともOVAでお願いします。12位:PSYCHO-PASS サイコパス 2 1期と脚本家の先生が違うため、私のような無教養の人間でも分かりやすい内容だった点は良かったです。
しかし……
ただそれだけです。
『グロさと凄惨さだけ』を視聴者の記憶に残しだけの作品でした。
結果論ですが、中だるみしやすい途中の話数に内容を盛って肉付けをしたけど実は贅肉だらけで、最初と最後だけを見れば
内容は非常に薄かった……というのが、率直な感想です。
13位:アカメが斬る!(2クール後半) 前半(1話~13話)までの方が面白かったですね。
あの女性キャラに対しても容赦のないところが、この作品の魅力なのですが、後半は安っぽい『集団異能力バトルアニメ』と化しました。
ナイトレイドは個が集まって出来た集団ですので、
個で動いているからこそキャラクターも立って輝くのです。
集団戦が得意な軍属出身者の敵に合わせて
集団でまとまってしまったら、『個』の魅力は『集』の中に埋もれて半減します。
クライマックスだから全員で突撃だ! というのは演出としても王道なのですが、
最後まで彼らは個による暗殺に徹して欲しかったです。
EDがせつなくていい曲でした。
14位:異能バトルは日常系のなかで 最終話付近でようやく物語が見えてきたのですが、1クール作品でしたのでいい所で終わってしまいました。
しかし、主人公たちが戦いに駆り出されることは無いと思います。
あくまでも
『異能力を持った学生たちが送る普通の日常』――それがこの作品です。
15位:失われた未来を求めて 結論を申しますと、アニメ制作会社が違えば全く評価が異なっていたと思います。
まさか終盤の大事な話数で、服の色が瞬間的に変わる塗りミスや作画崩壊があるとは思いませんでした。
16位:白銀の意思 アルジェヴォルン(2クール後半) これも感想に困る作品です。何が悪いのか、具体的に特定できないもどかしさを持った作品です。
メカや戦闘シーンもカッコいいし、女性キャラもかわいい。(私はナンジョウさんが特にお気に入りです)
しかしなぜか面白くない……なぜだろう。
少し考えて見ました。
ストーリーに目新しさが感じられず、後述する『心のリセット効果』によって、いつまで経っても盛り上がらない連鎖を抱えたまま終わってしまったことが原因だと推測しました。
クーデターを含む『話の展開を変える』というのは、視聴者側の意識を別の方向に動かす為に
タイミングなどの扱いが結構難しいのです。
別の方向に心が動くと言うことは集中力をも失うことであり、燃える展開に高揚していた心を冷えさせる効果も含んでいます。
例えるなら熱を帯びた会議中に誰かが入室してくるようなものです。会議は来訪者を含めて続行されますが、以前と同じ状態にはならないでしょう。
上手く説明できませんが、主人公とライバルたちが必死で戦い盛り上げてきた展開を、別の要素が間に割り込むことでリセットされたのです。
※この作品において、心のリセット効果がどのように行われたかと申しますと――
アランダスとインゲルミアとの熱い戦いで盛り上がる→主人公の姉・ナンジョウ=レイカの死について語られ一旦リセット→その後の展開ではレイカの目指した「誰も死なない戦争」をテーマに物語が進み、ペルフェヴォルンの登場で盛り上がる→主人公の精神に異常が見受けられてアルジェヴォルンを取り上げられリセット→主人公復活してさあこれからだ!→クーデターによってリセット→あれ? 戦争終わっちゃった……→アーノルド中佐「俺の野望はこれからだ」→最終話なのに続きそうな展開で視聴者の高まった精神の落ち着く場所が無いまま番組終了……。
このように、絶えず見る側の高揚感に冷水を浴びせる物語展開であったことが、最下位となった理由です。
それにしてもカイエン准将は絶対誰かに撃たれるな、と予想していましたが、まさかあの人に撃たれるとは予想外でした。
心に野望を持った人物は次々とこの世を去り、最後に生き残ったのは命令で動くだけの兵士たちだけでした。
インゲルミアのアーノルド中佐がまだ残っていますが、これも最終的には連絡将校として赴任してきたサモンジに撃たれると予想しています。
あくまでも2期が作られればの話ですが……。
【その他】視聴が間に合わなかったアニメ・SHIROBAKO
・天体のメソッド
・ガールフレンド(仮) SHIROBAKOはまだ途中ですが、これは
非常に面白いですね。
もしも今回のランキングに加えるとしたら、
3位入賞を果たしたと思います。
もう少し早く見ていれば……と、後悔しております。
【追記】 「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」2クール前半の感想が抜けておりました。
既に完成した記事に今更掲載するのも遅い気がしましたので、次回4月の冬季アニメの感想で書く予定です。
最後に、ブログ記事の完成まで数日をまたぎ、細切れになってしまったことをお詫びいたします。
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テーマ:アニメ・感想
ジャンル:アニメ・コミック