こんばんは、朱雀です。
毎日が盆休みのような自宅警備の仕事をやっておりますが、この度、時差をつけた夏季休暇を取らせて頂きました。
日々(蒸し)暑い日が続いています。頭が煮立った状態では、良い仕事は出来ませんからね。
外注で請けたライティングの仕事も一段落つきましたので、宵闇幻影奇譚の新規シナリオも、そろそろ書く予定です。
本題です。
イギリスBBCの自動車番組『Top Gear』は、英国ホンダと共同し、時速200kmで走行可能な『スーパー芝刈り機』を製作しました。
■A closer look at Honda's 130mph lawnmower - BBC Top Gear http://www.topgear.com/uk/photos/honda-100mph-lawnmower-team-dynamics-2013-05-29 これが開発元となった芝刈り機『HF2620 HTE』です。
どこから見ても普通の芝刈り機と思ったのですが、エンジンは意外とハイパワーで、排気量614ccのV型2気筒エンジンを搭載しています。

上記の芝刈り機に、このバイクのエンジンを外して取り付けます。
生贄素材となったバイクは『ホンダVTR1000FS』です。
同じV型2気筒エンジンを搭載している事から、白羽の矢が立った模様ですね。
ちなみにスペックは、排気量996cc、出力109馬力。英国ホンダのやる気をひしひしと感じさせます。

大パワーに車体が耐えられないという事で、フレーム周りから手が加えられました。
フレームの材質はクロモリ綱を使用しております。

フレームがきちっと決まった所へ、バイクから外したエンジンを搭載。
ちらりと見えているマニホールドなど排気系パーツは、英国『SCORPION』社製の物を使用。

一方、座席や駆動系パーツはカート用部品を流用しています。

ここまでレーシングスピリット豊かなマシンに仕上げたのに、なぜかステアリング周りだけは『モーリス・ミラー』のパーツを使用しております。
この、ほんの少し効かせたジョークのエッセンスこそ、物作りには欠かせない『心のゆとり』の表れだと思いますね。
いっぱいいっぱいの狭い心では、決して良い物は出来上がらないものです。

■スーパー芝刈り機スペック
・エンジン:ホンダ VTR 1000F Firestorm
・排気量:996cc
・最高回転数:9000rpm
・最大出力:109馬力
・最大トルク:96Nm
・重量:約140kg
・最高速度:時速133マイル(時速約215km・予想値)
・0-60mph加速:4秒(予想値)
・燃費:1ガロンあたり40マイル(約17km/リッター・芝刈り時)
・芝刈り歯:モーター駆動式スチールワイヤー
完成した芝刈り機(と呼んでいいのだろうか?)が、サーキットを颯爽と駆け抜ける映像がアップされていますので見てみましょう。
速い! 速いよスレッガーさん!
もちろん芝も刈れます。 最後にブログタイトルですが、『幻影ヲ駆ケル太陽』を掛けていたりします……。
これは滑りましたかね(汗)
テーマ:ホンダ
ジャンル:車・バイク