京アニ放火事件……かつてこれ程怒りに打ち震えたことはない
仕事から帰ってみると、京都アニメーション第一スタジオが放火により炎上し、死傷者が大勢出ているとニュースが報じられ、大きな衝撃を受けています。
かつてこれ程までに、犯人に対して怒りを覚えた事はありません!
第一スタジオは京アニの中でも精鋭が集うスタジオで、いわば京アニの中核です。
具体的には監督と原画スタッフ、キャラクターデザインスタッフなどが働いていました。
本当に「よくもやってくれたな!」ですよ! まったく……。
放火した犯人も全身に火傷を負っており、意識不明の重体でしたが、最新の情報では心肺が停止している模様です。
その後、一命はとりとめたようですが、いつ危篤状態になってもおかしくない状況です。
きっちりと自分の犯した罪状を知り、その上で罪状に則した刑罰を受けてほしいところです。
容疑者は逮捕される寸前に「俺の小説をパクリやがって!」とほざいたようですが、世に出てないものと酷似した内容のものが作られても、それはパクリとは言わないのですよ。
パクリと呼称できるものは、世に出て不特定多数の人たちの目に留まり、認知されているものだけです。個人のプライベートな小説、ましてや頭の中で考えた『ぼくがかんがえたさいきょうのゆうしゃ』は、誰も知らないのですから論外というものです。
■犯行後すぐにネット上で噂された内容の流れ
京都アニメーション製作のアニメ「響け! ユーフォニアム」内で小笠原晴香というキャラクターが「A列車で行こう」という曲をバリサクソロ(バリトンサックスのソロ)で演奏する
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更に京阪電車で同アニメのラッピング電車が走行し、小笠原晴香が描かれていたことに激高する。
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5ちゃんのアニメ板にて「響けユーフォ二アムのバリサクソロのせいで、俺様の人生は大きく狂った。絶対に許さないからな!」などと連投して連日荒らす
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ある日、突然荒らしが消える
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その直後に京都アニメーションが放火されて死傷者多数……
◆ユーフォニアム3 劇中曲
ちなみに『A列車で行こう』の曲は現代ジャズの定番であり、普通に演奏されている曲です。
どこにパクリ要素があるのでしょう?
恐らく同一人物ではないかとされる(気持ち悪い)書き込み
●響け!ユーフォニアム2 572小節目
また、別の情報によると、
「バリバリサクッと順光で撮る」といった標語を自分で考えてたようで、「バリサクソロ」という言葉が自分の考えた標語と似ているからパクられたと勘違いして犯行に及んだとも……。
いずれにしましても、私のような平凡な常人には到底理解できない思考です。
これ以上は流石に火事場を見に来た野次馬のようになりますので、しばらくは続報を見ながら様子を見ようと思います。
火事で亡くなられたスタッフの皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。
■ニュースソース
以前から苦情・嫌がらせ 「京アニ」社長が取材に...">以前から苦情・嫌がらせ 「京アニ」社長が取材に...
●続報
京アニ火災「小説を盗んだから放火した」確保の男、強い殺意持つ
撮り鉄については今回の犯行と直接関連性はなかったようですが、掲示板サイト等への誹謗中傷はログとして残っていますので、京アニへの怨恨を持った輩がまだまだいるという事実!
そして、脅迫メールとの関連性も残っており、掲示板サイトでイキがっている人たちも完全なる冤罪、無罪とはならないでしょう。
火のないところに煙は立たず、日頃から「京アニが~」と匿名のネット世界でいきまいているから逆にネットで晒され、「犯人こいつじゃね?」となるのは自業自得というものです。
いつも思うことですが、匿名が本当に匿名で誰が書き込んだか分からないと本気で思っているのでしょうか?
はっきり申しますが、そんなことは皆無です。串を何本通していようが通信である以上、経由した通信会社やサーバー上に全部ログが残ります。完全な秘匿回線なんて代物は、この世に存在しません。それは暗号化されたP2Pの違法アップロードをしていた人たちが一斉に検挙された事でも証明されています。
◆ 【悲報】2chで京アニ放火犯と思われる書き込みが発掘される「京アニにパクられた」「無差別テロ」「刑務所は平和だった」
ちなみにパクられたと大騒ぎした小説とやらがこれ↓
◆2作目はハルヒを超える小説を書いてしまい京アニに敗北感を与えた。俺が(コンビニ強盗で)ムショに入り奴らはホッとしたことだろう
◆予測が出来る俺は結局原稿を送らなかった。送っていたら必ず潰されていただろう。しかし結局小説の内容を奴らにパクられてしまった
◆ムショに入ったから原稿が無駄になったのではない。(送っても)最初から原稿を叩き落とし裏切る気だったのだ。俺を潰す気だった
◆俺のノートをハッキングしたり思考盗撮までしてパクる。貴様らだけは絶対に許さん
◆刑務所生活は平和だった。俺を裏切り栄華を謳歌する輩がいる世界の方が地獄
◆最初にパクられたのは京アニに劇場版けいおんでの「留年」ネタ
◆復讐の鬼 個人の俺は京アニに使い捨てられた
◆以前 派遣やコンビニバイトしてた 使い捨てには慣れてるが京アニを信用してしまった
※ソース元は2018年10月ごろの5chの書き込み
思考盗撮とは何ともふざけた野郎です。結局脳内小説だったんですよこれ!
こんなしょうもない理由でたくさんの命が炎に焼かれて散っていったかと思うと、遺族の方々ほどではないにしろ、胸が締め付けられるほど苦しくなり、悲しい気持ちで一杯になります。
ブログの記事を書いた当初は、ただただ憤りしか湧きませんでしたが、数日を経た今となっては怒りよりも悲しい気持ちの方が上回っています。こんな悲劇は最初で最後! 二度とご免です。
こういうバカどもも一緒に逮捕できないのでしょうか?
上にも書いてますが、匿名で顔を隠しても、実は名札ぶら下げて通信していることを理解した方がいいですよ。
【悲報】喪女さん、京アニ放火テロに歓喜していた
■緊急続報!
青葉容疑者、小説応募か=京アニに同姓同名の記録-自宅に原稿用紙も・京都府警
ことここに至って二転三転してきていますが、これは単に社長が知らなかっただけですね。
通常の小説と同じく、一定の選考を通過した作品でなければ上の人が目を通すことはないのですから、知らないのは当然です。
まあ、詳しく調べないで自分の記憶だけで即答してしまったのは感心しませんが、阿鼻叫喚の中で平常心でいられる訳がありません。
既にこれだけの死者が出ている状況ですので、応募作品の有無やパクったパクらないの問題をいまさら蒸し返して議論しても意味はなく、そもそも京アニ作品は『原作』を元に制作していますので、京アニがパクったというのはお門違いです。
◆小説が出てきてもパクったとは言えない理由
1.青葉容疑者の小説は下読みの一次審査で落選している。(返送なし焼却処分)
2.応募作品の住所はさいたま市見沼区で、2016年7月に更生保護施設からさいたま市に移住。
3.それ以前はコンビニ強盗で刑務所暮らし、出所後は更生保護施設暮らしで決められた時間に決められた生活を送り自由はなく、脳内妄想は出来ても小説を書く時間はなかったと推測。
4.最短で応募できた時期は2017年の京都アニメーション大賞だが、2017年以降の応募作品でアニメ化されたのは『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と[ツルネ ―風舞高校弓道部―』の2作品のみで原作ありの作品。
パクリ要素を入れられる余地のある京アニ独自のオリジナル作品は制作されていない。
◆過去の応募でアニメ化された作品
・第1回 中二病でも恋がしたい! 虎 虎 (奨励賞)
・第2回 境界の彼方 鳥居 なごむ (奨励賞)
・第4回 ファントム・ワールド 秦野 宗一郎 (奨励賞)
・第5回 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 暁 佳奈 (大賞)
・第7回 ツルネ ―風舞高校弓道部― 綾野ことこ(審査員特別賞)
以降の作品はアニメ化されていない。